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『ベケット』あらすじ・ネタバレ感想|ギリシャで追われ続ける男と政治陰謀【Netflix】

ベケット ネットフリックス
SPGシネマ編集部

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公開当時の感想を残しながら、今も読みやすく。

この記事は、初公開時の率直な感想や文章の温度をできるだけ残しています。今のSPGシネマでは、旧記事もジャンル・シリーズ・独自視点から続けて読めるよう整理しています。

『ベケット』(Beckett)は2021年のNetflixサスペンス映画。ギリシャ旅行中の交通事故をきっかけに、政治的な陰謀へ巻き込まれたアメリカ人観光客の逃亡を描きます。

派手なヒーローではない主人公が、とにかく走り、隠れ、助けを求め続けることが魅力の一本です。この記事ではあらすじ・キャストと、中盤以降の展開を含むネタバレ感想を紹介します。

作品情報

原題・公開年Beckett/2021年
監督フェルディナンド・チト・フィロマリーノ
製作・ジャンルイタリア/サスペンス・アクション
主な出演ジョン・デヴィッド・ワシントン、アリシア・ヴィキャンデル、ボイド・ホルブルック、ヴィッキー・クリープス
年齢区分Netflix日本:16+

見どころ|息つく間もない逃亡劇

大がかりな銃撃戦や特殊部隊の技術ではなく、一般の旅行者が傷つきながら逃げ続ける場面の生々しさが印象的です。

『ベケット』のキャスト

  • ジョン・デヴィッド・ワシントン
  • ボイド・ホルブルック
  • アリシア・ヴィキャンデル
  • ヴィッキー・クリープス
  • レナ・キッツォポーリョ
  • パノス・コロニス
  • マリア・ヴォッティ

『ベケット』のあらすじ

ギリシャで休暇を楽しむ恋人同士のベケットとエイプリル。

宿泊先のホテル前の広場で大規模な集会が開かれる情報を知り、静かに観光を楽しむべくゼウスの神託所があったとされる遺跡付近のホテルに移動します。

ホテルに向かう際中、運転するベケットは眠気に襲われます。自身の居眠り運転により、恋人エイプリルを亡くしたベケット。

しかし、彼を襲った悲劇はこれだけにとどまりませんでした。理由もわからず命を狙われ、逃亡者となったベケットの運命は!?

※ここから先は事故の後に起きる事件や陰謀についてのネタバレを含みます。

『ベケット』のネタバレ感想

休暇を楽しむベケットと恋人エイプリルは、ギリシャの遺跡で観光を楽しんでいました。「喧嘩をしても離れるのは無し。」そう約束を口にした画家のエイプリルは、ベケットの手にハートを描き、ベケットはそれをお守りのように感じます。

観光を楽しみ疲れたエイプリルは車内で睡眠をとり、その間運転を任されたベケットは夜道を運転しますが睡魔に襲われそのまま事故に発展。不幸な事にエイプリルは命を落とします。朦朧とする意識の中、ベケットの目に入ったのは一人の男の子。この男の子を巡ってこれから壮絶逃亡劇を繰り広げるとは…。その時のベケットには予想もできなかったでしょう。

病院で意識を取り戻したベケットは、言葉が通じない環境で必死で事故の状況を説明します。しかし、事故で突っ込んだ家は何年もの間空き家で男の子も女性もいるはずがないと否定されます。そして、遺体となって安置されているはずのエイプリルの遺体とも対面できないまま、突如命を狙われることになります。事故現場の家で、謎の金髪女性と警官に銃で撃たれたベケット。そこから始まる逃亡劇。

逃亡の最中にはベケットを助けてくれる人たちも現れますが、その人たちはことごとく殴られ傷つけられ…。ベケットは自分が何をしたのか、何に追われているのかもわからないままアメリカ大使館を目指します。

この事件の裏に隠れていたのは、政治や権力の対立。ベケットが事故直後に見た赤毛の少年は、誘拐されていたカラスの甥ディモスでした。それを見て、証言してしまったために追われる身となったベケット。撃たれて刺されて崖から飛び降りる結末を迎えるくらいなら…事故の衝撃で意識を失ってしまっていた方が楽でしたね(笑)

大使館に向かう先々で待ち伏せされて逃れる中で警官を撃った疑惑をかけられ、大使館は救助に来てくれずそれでも逃げるベケット。普通の映画では、この逃亡劇の中で爆破などの派手な演出があったり、超有能な助っ人が現れたりしますよね?しかし、今作ではそういった演出が全くありません。本当にただただ走る!それがリアリティに溢れ、斬新な臨場感を楽しむことが出来ます。「実際私が同じ境遇に立たされたらこんな感じか?」と思いながら楽しめる、生々しい作品です。

映画ベケットは回収が上手く、観客を飽きさせない工夫が様々なシーンに散りばめられています。ベケットと警官の肉弾戦はもちろん、怪我をするシーンでは傷口もリアルで(描写が生々しいので血が苦手な方はご注意ください。)つい見入ってしまいます。ストーリーの面でも楽しむことができました!

※ベケットは小屋で一瞬目撃しただけのディモスですが、ディモスを探していたり誘拐に関して注目している人は沢山いました。しかし、最後まで諦めず…というか、ディモスを救出しようとしていた人がベケットだけだったという一風変わったストーリー展開にも注目です。

感想まとめ|アクションヒーローではない主人公

ベケットは銃撃戦に長けたエージェントではなく、ただ生き残るために逃げる一般人です。怪我を重ねながら走り続ける姿が、作品の緊迫感を高めています。一方、政治的な背景については説明が少ないと感じる人もいるかもしれません。謎解きよりも追跡劇の体感を重視すると楽しみやすい映画です。

緊迫した海外作品が好きなら、当サイトの『夜叉-容赦なき工作戦-』の感想もどうぞ。

Netflix公式:『ベケット』作品情報

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