『未成年裁判』キャスト・あらすじ|全10話・第1〜3話のネタバレ感想【Netflix】

SPG CINEMA / SERIES GUIDE
『未成年裁判』は全10話。少年部判事シム・ウンソクを中心に、少年事件と大人の責任を描く韓国の法廷ドラマです。2022年公開・全10話。非行少年に厳しいウンソクと、更生を重視するチャ・テジュの姿を通して、処分を下すだけでは終わらない問題を問いかけます。
この記事のネタバレ範囲:第1〜3話の出来事と鑑賞感想を掲載しています。第4〜10話の詳細レビューや最終回の結末は掲載していません。
作品情報・あらすじ
原題はJuvenile Justice。2022年2月25日にNetflixで配信開始。キム・ヘス、キム・ムヨル、イ・ソンミンらが出演し、少年事件に向き合う判事の信念と葛藤を描きます。
本記事はドラマの鑑賞レビューです。少年事件の処分や家庭内暴力への対応は作中の描写として扱い、現在の韓国法・日本法の説明とは区別しています。
キャスト・登場人物
まず押さえたい4人。本作は、厳格な少年部判事ウンソクと、更生を重視する同僚テジュの姿を通して少年事件を描きます。
- キム・ヘス:シム・ウンソク(少年部判事)
- キム・ムヨル:チャ・テジュ(少年部判事)
- イ・ソンミン:カン・ウォンジュン(少年部の部長判事)
- イ・ジョンウン:ナ・グニ(後に登場する判事)
Netflixで全10話が配信されたドラマです。当サイトでは現在、第1〜3話の鑑賞レビューを公開しています。Netflix公式作品情報
予告動画
第1話のあらすじ・感想(ネタバレあり)
ヨンファ地方裁判所の少年部に着任したシム・ウンソクは、幼い子どもが犠牲になった殺人事件を担当します。作中では、少年部の判事たちが多くの事件を抱え、処分後の監督にも向き合う厳しい職場環境が描かれます。
その業務は少年保護事件の審判だけでなく、逃走や再犯を防ぐために監督し続けなくてはいけません。少年法本来の目的は非行少年の環境整備と品行の矯正ですが、このウンソクは“非行少年を憎む”女判事でした。
自首したのは13歳の少年ペク・ソンウ。被害者ジフが殺害された残酷な事件である一方、年齢によって扱いが変わるという作中の問題が、ウンソクの強い怒りを呼びます。
今回の未成年裁判1話ではこの触法少年に寄り添い慕われるチャ・テジュ判事と、非行少年を憎むウンソクが登場します。本当に非行少年たちは処分環境に適応し、更生することができるのかという部分が最初の見どころとなります。これまで何度もテジュとの面談を重ねてようやく施設を退所することとなった非行少女ソラと、厳しくも曇りのない瞳で真実を見抜くウンソクに注目です。
また、1話ではヨンファ地方裁判所に務める上司判事が、ハヌル日報のキム・ヒョンジュ記者からどうやら怪しげな接待を受けているシーンが映し出されます。政治部の友人から聞いたという自由党の補欠選挙と、今回注目された小学生殺人事件の関連性は?2回目の審議で明らかになった協力者の存在との関連はあるのか?2話の展開に注目です!
※上記は2022年にドラマを観た際の感想です。作中に登場する少年法や刑事責任年齢・処分の説明を、韓国の現行制度や日本法と同一視しないようご注意ください。
第2話のあらすじ・感想(ネタバレあり)
8歳の小学生ジフを殺害した後に遺体をバラバラに切り刻み遺棄するという、むごたらしい事件で注目を集める“ヨンファ小学生殺人事件”に新たな展開と予想外の決着がついた未成年裁判2話。
最初の焦点が当てられたのは、1話で明らかになった“共犯者”の存在です。触法少年に該当しているソンウには、実は共犯者がいたことが明らかになった1話。
担当判事となったウンソクは命がけの追跡の後にハン・イェウンを強制連行するという荒業で、ついに事件の真相に迫ります。
イェウンの父は起業家で、母は人気セレクトショップを経営しながら共にアメリカ在住。これによりイェウンは“付添人”と呼ばれる弁護士に守られながら生活をしていました。
そんなイェウンの担当付添人は大手事務所に所属するホ・チャンミという女性ですが、どうやら過去にウンソクとの確執があった様子。
ヨンファ小学生事件だけでなく、判事と付添人としてこれからも対立するであろう2人の人間関係にも注目です。
未成年裁判2話最大の注目ポイントとしては、まずは“少年部の判事が背負う責任”です。前回、自由党補欠選挙の候補に関係する話から、この事件を穏便に解決しようとする部長とぶつかり合ったウンソク。
それが今回、最大級の修羅場を迎えることに。そこで少年犯罪における持論をぶつけるウンソクの迫力は圧巻で、特に“非行少年たちは触法少年という制度に守られていることで「裁判なんて楽勝」と思い込んでいる。
そんな非行少年たちが再犯を繰り返すことになったら誰の責任になるのか?”というシーンが印象的で深く考えさせられます。
1話で明らかになった少年部の判事たちの過酷な業務内容に私は個人的に疑問を抱いていましたが…。
こういった“最後まで責任を負う”ことで、法の力で非行少年たちを裁き恐怖を与え更生させることができるのだと感じさせられるシーンとなりました。
また、2話ではこれまで芯を曲げることのなかったウンソクが“マスコミ”により窮地に立たされます。
2年前にいた議政府地裁の頃から問題視されていたというウンソクに何があったのでしょうか?ヨンファ小学生殺人事件の判決と共に、波乱の展開から目が離せません。
※本文は2022年に作品を鑑賞した際の感想です。少年事件の処分・判決への言及はドラマの内容を振り返ったもので、現行の法制度の解説ではありません。
第3話のあらすじ・感想(ネタバレあり)
注目される裁判となった“ヨンファ小学生殺人事件”の一審が終わり、現在可能な最大級の刑になったにもかかわらず世間ではそれに対する批判が殺到。
裁判所内のセミナーでは、少年事件への対応や家庭内暴力が議題になります。ドラマは、子どもの行為だけでなく、家庭の中で起きている被害を周囲の大人が見抜き、支えられるのかという問題へ視点を広げます。
第3話で重く感じるのは、制度があっても助けを求める子どもの声に届かなければ意味を持たない、という問いです。
3話ではこの家庭内暴力に悩むユリが裁判所に助けを求めてやってくるシーンからスタートします。ユリは以前テジュが担当していた非行少年で、現在では施設を出て美容室に勤務しているはずでした。両親は離婚して祖父母に育てられ、そんな祖父母も認知症や体調不良の中で起こったこの事件にはどんな真相が隠されているのでしょうか?
注目したいポイントとしては2つあり、まずは美容室の同僚が話した“変な男”の存在です。勤務中にもかかわらずユリを訪ねてくるその男は、どうやらユリに暴力をふるっている男。
そして、何故かウンソクに対してよそよそしい態度のユリの祖母。個人的にはこの男がユリの実の父なのではないかと予想しているのですが…。皆さんの見解はいかがでしょうか?
また3話では、カン部長が本格的に政界に進出する動きも加速します。最初の問題視されていた“家庭内暴力”を含む少年たちの問題に、インタビューで国や政府も立ち上がるべきだと答えていたカン部長。
そこに入ってきたのがキム記者から紹介された国会議員のオム・ジュンギ。青少年福祉と少年法の改正は政府の務めだと話すジュンギですが…。何やら言葉の端々には含みを感じ、怪しい匂いがプンプン漂ってきます。
未成年裁判を見た当初は“単なる裁判風景”を予想していましたが、話が進むにつれて家庭や政治問題が絡んできて“実際にリアルタイムで起こっている問題”を見ているような錯覚に陥ります。
私たち大人が解決していけなければならないリアルな問題から目を背けてはいけないということを切に考えさせられる未成年裁判を引き続きお楽しみください。
SPGシネマの視点|少年の罪から見えてくる大人の責任
SPGシネマでは、序盤3話の核を「少年の罪を通して、大人と社会の責任も問われている」ことだと見ています。
少年事件だけを見れば、焦点は「どんな処分を下すか」に向きがちです。しかし本作は、家庭環境、周囲の大人、制度、報道、政治まで視野を広げます。ウンソクが少年に厳しいのも、単に罰を重くしたいからではなく、同じことを繰り返させない責任を誰が負うのかを問い続けているからです。そこが社会派ドラマとしての強さです。
よくある質問
全何話ですか?
本編は全10話です。
この記事は最終回までの感想ですか?
第1〜3話の出来事と鑑賞感想を掲載しています。第4〜10話の詳細レビューや最終回の結末は掲載していません。
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