韓国ドラマ

『二十五、二十一』キャスト・あらすじ|全16話・第1〜3話感想【Netflix】

『二十五、二十一』の作品ガイド向けオリジナルイメージ。フェンシング練習場の架空の男女と『二十五、二十一 青春と成長の物語』の文字。
SPGシネマ編集部
旧各話レビューについて

第2・3話の詳しい記事は公開当時の鑑賞レビューとして残しています。作品全体の入口は、この総合ガイドへ統一します。

SPG CINEMA / COMPLETE SERIES GUIDE

『二十五、二十一』を1ページで整理

全16話の基本情報、主要キャスト、1998年の時代背景、第1〜3話で描かれるヒド・ユリム・イジンの関係をまとめました。旧第2・3話レビューの重要な視点もこのページへ集約しています。

第1〜3話の流れ|青春・競争・再出発が動き始める

第1話|夢を奪われたヒドと、すべてを失ったイジン

1998年の経済危機の中、フェンシング部を失ったナ・ヒドと、家族の事業破綻で生活が一変したペク・イジンが出会います。環境に夢を奪われても、ヒドは憧れの選手コ・ユリムを追って別の高校へ進もうとします。

第2話|憧れのユリムがライバルへ変わる

転校したヒドは、ずっと憧れてきたユリムから冷たい態度を取られます。しかし2人には過去の対戦があり、ヒドにとっての「憧れ」が、ユリムにとっては別の記憶だったことが分かります。一方イジンは、家族の事業破綻と債権者の問題を抱えながら、ヒドの前では穏やかに振る舞います。

第3話|インジョルミの正体とヒドの決意

匿名のチャット相手「インジョルミ」の正体が物語に新しい意味を与えます。ヒドは代表選考へ向けて練習を続け、ユリムとの対立も強まります。イジンは離れ離れになった家族と再会し、経済危機によって壊れた生活をもう一度つなぎ直そうとします。

SPG ORIGINAL LENS|「同じ出来事」を人は違う記憶として持っている

SPGシネマでは、序盤3話の核を「同じ出来事でも、立場が違えば意味が変わる」ことだと見ています。

ヒドにとってユリムは憧れの選手でも、ユリムにとってヒドは過去に自分を負かした相手です。イジンは人を励ませても、自分の家族の問題には簡単な答えを出せません。さらに匿名チャットでは素直に話せても、相手の正体を知れば関係の見え方が変わる。青春ドラマの中で、記憶・立場・名前が人間関係をどう変えるかが丁寧に描かれています。

2026年10月確認|『二十五、二十一』はNetflixで作品ページ公開中

全16話の青春ドラマ。キム・テリ、ナム・ジュヒョクら主要キャスト、第1話のあらすじ・感想、1998年という時代背景まで整理しています。

Netflix公式で確認 →

時代のせいで夢を失ったとき、人はどうやってもう一度前へ進むのだろう。Netflix韓国ドラマ『二十五、二十一』は、1998年の韓国を舞台に、フェンシングを諦めない高校生ナ・ヒド(キム・テリ)と、家族の事業破綻で生活が変わった青年ペク・イジン(ナム・ジュヒョク)の出会いを描く全16話の青春ドラマです。

初めて観たとき印象に残ったのは、昔の日記を娘が開く導入でした。母がまだ高校生だった頃の夢を読み返すという構成だからこそ、二人の青春は単なる懐かしい思い出ではなく、今を生きる人が自分の未来を考えるための物語にも見えてきます。

SPGシネマでは元の第1話の鑑賞感想11段落を残し、登場人物の位置づけ、時代背景、公式予告、キャストの演技を整理しました。第2話・第3話の細かな感想とは重複させず、第1話をこれから観る方の入口としてまとめます。

ネタバレについて:前半は結末を伏せて作品情報を紹介します。後半の「第1話の感想」は、母娘の日記、フェンシング部の廃部、ヒドとイジンの出会いなど第1話の出来事に触れています。シリーズの結末は明かしません。

TWENTY FIVE TWENTY ONE / NETFLIX K-DRAMA

『二十五、二十一』の基本情報|全16話の韓国ドラマ

配信開始
2022年2月12日
話数
全16話
視聴年齢
13歳以上(日本のNetflix表示)
演出
チョン・ジヒョン
脚本
クォン・ドウン
主な出演
キム・テリ、ナム・ジュヒョク、キム・ジヨン(ボナ)
舞台
1998年の韓国、現在から過去を振り返る構成
原題・英語題
스물다섯 스물하나 / Twenty Five Twenty One

参考:Netflix日本公式作品ページ/制作会社CJ ENMの公式紹介。配信状況はNetflixでご確認ください。

第1話のあらすじ|母の日記から始まる、1998年の青春

現在の韓国。バレエを辞めたいと思ったキム・ミンチェは、母ナ・ヒドと衝突し、祖母の家で母の学生時代の日記を見つけます。ページを開くと、舞台は1998年へ移っていきます。現代のミンチェが、かつての母ヒドがどんな日々を過ごしたのかを知る構成です。

当時のヒドはフェンシングに情熱を注ぐ高校生。ところが韓国の金融危機による予算削減で、通っている学校のフェンシング部が廃部になることに。憧れのコ・ユリムがいるテヤン高校へ転校しようと、あの手この手で道を探します。

一方、ペク・イジンは家族の事業が傾き、以前とは違う暮らしを受け入れざるを得なくなった青年です。フェンシングを続けたいヒドと、人生を立て直したいイジン。同じ時代に別々のものを失った二人が出会うところから、物語が動き始めます。

NETFLIX JAPAN / OFFICIAL TRAILER

Netflix Japan公式『二十五、二十一』予告編

Netflix Japanが公開した予告編です。再生できない場合はYouTube公式予告を見るから開けます。元記事にあったティーザー予告編も公式動画です。

キャスト・登場人物|誰がどんな夢を抱えている?

主要キャストと役柄を、出演者のプロフィール表ではなく登場人物の立場で整理しました。誰が同じ学校にいるのか、どんな目標を持っているのかがわかると第2話以降も追いやすくなります。

俳優役名第1話時点の立場
キム・テリナ・ヒド夢を守ろうとする高校生
ナム・ジュヒョクペク・イジン家族の事業破綻で環境が変わった青年
キム・ジヨン(ボナ)コ・ユリムヒドが憧れるフェンシング選手
チェ・ヒョンウクムン・ジウンテヤン高校の生徒
イ・ジュミョンチ・スンワンテヤン高校の生徒
チェ・ミョンビンキム・ミンチェ現代で母の日記を読む娘

主な出演者はNetflix公式とCJ ENM公式で確認しています。ミンチェ役はチェ・ミョンビンです。

SPGシネマ独自考察|キム・テリとナム・ジュヒョクの演技の違い

ヒドは悔しいときに大きく感情を表すことがあります。一方イジンは、言葉にしないまま現実を受け止める姿が印象的です。同じ経済危機でも人によって傷つき方は違う。そこを俳優の演技から見比べてみました。

キム・テリの本人写真。Netflix『二十五、二十一』の劇中画像ではありません。本人写真・ドラマの役姿ではありません

CAST 01 / ACTOR INSIGHT

キム・テリ

ナ・ヒド役

諦められない情熱が、表情に表れる

夢中になれるものがあるのに、周りから『将来のためにやめなさい』と言われたらどうするか。ヒドの言葉はときに強引ですが、部がなくなると知ったときの悔しさには切実さがあります。キム・テリの目線や身振りの大きさが、夢にまっすぐな高校生を感じさせます。

写真:2022年、Marie Claire Korea / Wikimedia Commons、CC BY 3.0。サイトで表示する際はサイズを縮小しています。

ナム・ジュヒョクの本人写真。Netflix『二十五、二十一』の劇中画像ではありません。本人写真・ドラマの役姿ではありません

CAST 02 / ACTOR INSIGHT

ナム・ジュヒョク

ペク・イジン役

喪失を大声で語らない青年

家族の事業の破綻で、以前の当たり前が失われたイジン。ヒドの率直な勢いとは対照的に、落ち着いた言葉や何気ない反応の中に負担がにじみます。二人が同じ危機を経験していても、その痛みの現れ方が違うところが、作品の入口を深くしています。

写真:2018年のAsian Star Awards、Marie Claire Korea / Wikimedia Commons、CC BY 3.0。サイトで表示する際はサイズを縮小しています。

写真は再利用条件を確認した俳優本人の別イベントでの写真です。Netflix『二十五、二十一』の劇中写真ではありません。作品内での役姿は公式予告でご確認ください。

1998年の韓国|「IMF危機」は何だったのか

ドラマの舞台となる1998年の韓国は、アジア通貨危機の影響が広がっていた時期。前年の1997年12月、韓国は国際通貨基金(IMF)の支援を受けて経済の安定化と再建に取り組み始めました。危機のなかで企業や家庭、学校にも影響が及び、人々の暮らしや将来の見通しが大きく変わりました。

重要なのは、「IMFがヒドの夢を壊した」と単純に考えないことです。金融危機と財政・雇用の変化が重なった時代を背景に、予算削減で学校の部活動がなくなり、会社の経営難で家族の暮らしが変わるという出来事が描かれます。IMF公式・1997年12月の韓国経済プログラム。

1998 / かつてのヒド

夢を諦めたくない

フェンシング部の廃部。ユリムへの憧れ。新しい学校へ進むために自分の手で動き出す。

現在 / 娘のミンチェ

夢を続ける意味を探す

バレエを辞めたいという思いから、母の学生時代の日記を手に取る。知らなかった母の青春に出会う。

この時間の重ね方が独特です。ミンチェにとって母は、今の自分に何かを言う大人。でも日記のなかでは、母もまた悩みながら夢を追っていた少女でした。昔の母を知ることで、今の自分の選択がどう見えるのか。それもこのドラマの大きなテーマだと思います。

第1話の独自視点|ヒドとイジンは「同じ失敗」をしたわけではない

HEE-DO / 理不尽な中断

続けたいのに、場所がなくなる

ヒドにはフェンシングを続けたいという明確な夢があります。しかし自分の努力とは別の理由で部がなくなる。だからこそ、別の学校へ進もうとする行動が痛快です。

YI-JIN / 生活の再出発

思い描いていた日常がなくなる

イジンは生活の基盤そのものが変わり、仕事をしながら将来を作り直さなければなりません。ヒドの勢いがまぶしく見えるのも自然に感じられます。

二人を「どちらがかわいそうか」で比べるのではなく、夢を守ろうとする人と、暮らしを立て直そうとする人が互いの姿を見ることで何が変わるのかと考えてみたい。Netflix公式も、金融危機後の青春を生きる5人の友情や成長を作品の軸として紹介しています。Netflix作品紹介を見る。

『二十五、二十一』第1話の感想【ネタバレあり・当時の鑑賞記録】

ここから第1話のネタバレです。以下は元記事にあった鑑賞感想11段落を原文のまま掲載しています。「IMF」の言い方や劇中の学校名などは当時の記録として残し、事実関係や歴史背景は前半の解説で補足しました。

“第43回ミョンイン舞踊コンクール”で優勝を狙うミョンギョン中学2年のキム・ミンチェは、直前に演技をしていたユンソの踊りに圧倒されてその場を逃げ出してしまいます。

これまでバレエに勤しんできたミンチェでしたが、今回のことをきっかけに競技を引退することを決意。そのことで母ナ・ヒドと口論になってしまったミンチェは、母の実家に家出をすることに。

皮肉にも実家でミンチェが使うことになった部屋は以前に母が使っていたもので、そこでミンチェは過去に母が使っていた小物を発見します。今となっては懐かしいMDやカセットテープに紛れて引き出しに入っていたものは、学生時代に母が書いた“フェンシング・ダイアリー”という日記帳。

「夢なんて必要ない」と思う娘ミンチェが夢と憧れを必死に追い続ける母ヒドの日記を読む中で、母や青年がどん底から人生を立て直す姿を知っていくことに。

過去の世界にタイムスリップしてしまったかのような錯覚に陥るオープニングで一気に作品内に引き込まれてしまう『二十五、二十一』。日本でいう昭和のトレンディードラマのような雰囲気のオープニングの意味は、序盤数十分で理解することができます。

ミンギョン中学校に通う二年生のミンチェは夢も希望も無く、これまで続けてきたバレエも中途半端に辞めてしまおうとしています。そんな中で見つけた母の日記“フェンシング・ダイアリー”には母が学生時代に思い描いた夢や、“時代”に潰された人生にあらがう青年との出会いが書かれていました。

ミンチェが日記を読み進めるように進む、母ヒドの思いでは1998年7月から始まります。“あの子”に思いを寄せるヒドは、唯一“あの子”に会える土曜日を心待ちにする高校二年生。世間は「政府が韓国映画を殺す」というデモ活動が活発化し、IMFと呼ばれる通貨危機の真っ只中。

しかし18歳のヒドは「大人たちのことで私には関係ない」と高をくくっていました。ヒドが夢中になっているのは日記のタイトルにもあるように“フェンシング”で、想いを寄せて憧れる“あの子”とはフェンシング界のトップ選手コ・ユリム。ヒドはユリムに一歩でも近づくため、日々努力を重ねていきます。

そんなある日、ヒドはIMFの影響が自分の夢を壊してしまうという現実に直面します。プロのスポーツチームも売りに出ているこの時代に、単なる高校の部活動の予算などあるわけもなく…。抵抗空しくヒドの活動するフェンシング部は廃部。

ヒドの母はアナウンサーとして働くキャリアウーマンで、この廃部が「成績も残せない凡人のヒドがフェンシングを辞める良いきっかけ」という考え。ここからコ・ユリムが活躍するテヤン高校に転校したいヒドと、学業に専念してほしい母の葛藤の日々がスタートするのです。

一方、ヒドが住む町に引っ越しをしてきたのは、両親の会社が倒産してしまった青年ペク・イジン。イジンは“時代”のせいで夢も希望も、家族も資産も全て失い絶望の淵に立たされていました。そんな中で出会う高校生のヒドとのやり取りにも注目です。

SPGシネマ / EDITORIAL NOTE

もう一度読むなら、最初の日記の場面に注目したい

元の鑑賞感想には、ミンチェが日記を開く場面で「過去の世界にタイムスリップしてしまったかのような錯覚」と書いていました。確かに、カセットテープやMDといった小物も懐かしく感じられます。

ただ、私がこの構成に魅力を感じるのは懐かしさだけではありません。今の大人も、かつては先が見えずに悩んでいた。ヒドの物語を娘のミンチェが読むことで、同じ「夢を続けるかどうか」という問いが違う時代に現れるのです。1998年の青春が、2020年代を生きる人にも身近になる理由だと思います。

同じ2022年の韓国ドラマを比べるなら:『気象庁の人々』第1話もおすすめです。『二十五、二十一』が1998年の若者の夢を描くのに対し、気象庁を舞台にした作品は大人の仕事と恋愛の判断を描きます。

このページは全体の入口と第1話の感想を担当します。ヒドとユリムの関係、イジンの事情、インジョルミをめぐる疑問など、その後の展開は各話の専用記事へ分けています。

よくある質問(FAQ)

Netflix『二十五、二十一』は全何話ですか?

全16話の韓国ドラマです。2022年2月12日から放送・配信が始まりました。

ヒドとイジンの俳優は誰?

ナ・ヒド役はキム・テリ、ペク・イジン役はナム・ジュヒョクです。

フェンシング選手のコ・ユリムを演じているのは?

キム・ジヨン(Bona/ボナ)です。

なぜフェンシング部がなくなるのですか?

1997年の金融危機の影響が続く1998年の韓国を舞台に、学校の資金不足によって部が廃止されるという設定です。

『二十五、二十一』はタイムスリップものですか?

文字どおりのタイムスリップ作品ではありません。現代の娘が母の学生時代の日記を読み、1998年の物語へと移る回想を使った構成です。

第1話だけの感想ですか?

この記事の鑑賞感想は第1話です。第2話・第3話には別の感想記事があり、末尾で案内しています。

日本のNetflixでの年齢区分は?

13歳以上向けの作品として案内されています。配信状況や区分はNetflix公式ページで確認してください。

まとめ|違う形で夢を失った二人の出会いから始まる

『二十五、二十一』第1話は、フェンシングを諦めないヒドと、家族の事業破綻で生活が変わったイジンの出会いから始まります。背景にある1998年の金融危機、そして娘が母の日記を読む現代の物語を合わせると、夢を追うことと、夢を諦めることのどちらも簡単ではないと気づかされます。

私は、この第1話では二人の恋の行方を先取りするより、まだ未来を知らない彼らが何を選ぼうとしているかを楽しむのがおすすめです。

Netflix公式『二十五、二十一』を確認する ↗

参考にした公式資料

Netflix日本・作品とキャスト/CJ ENM公式作品紹介(全16話)/Netflix Japan公式予告/IMF公式・1997年の韓国経済プログラム。

2026年10月13日更新。旧記事の第1話鑑賞感想を維持し、独自の人物関係図、キャスト写真の権利表示、時代背景、SEOとスマホでの読みやすさを再編集しました。

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